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セルフポートレート vol.8・・・明日 6日(日)・7日(月)は定休日につきお休みさせていただきます (町田市の外壁と屋根のことなら ぺんき屋美装)

1985年の昭和60年頃のセルフポートレート続きです
前回の内容はこちらからご覧になれますセルフポートレートvol.7

バブル直前の1985年 昭和60年日本は景気が良く、と言っても独立して世の中に飛び出したばかりの私には、景気が良いも悪いも判断できませんでした
月9ドラマ、トレンディードラマと呼ばれるテレビドラマが流行っていたのもこの頃じゃなかったかな?
どんどんエスカレートする夜の街のイルミネーション、マハラジャやゴールド、ジュリアナTOKYO そして若い女の子達はワンレン・ボディコンと世の中は浮かれまくっていましたね。

今思えば好景気だったからか、見た事も無いような塗料を使った、聞いた事も無いような工程が次々と現れ、恵比寿の工務店や目黒のデザイン事務所から、初めて耳にするような内容の依頼をたくさん頂きました。
今だったら、スマホでちょちょいと調べて概要も有る程度つかむのにそれほど時間も掛からないでしょうけど、当時は毎年発行されている積算単価、また新建材や輸入建材を扱った専門誌、そして塗料店、塗料メーカーに電話で聞くしか方法がありませんでした。
それでも依頼が来れば『はい。知っています大丈夫です』とはったりを利かせ、もちろん引き受けます

その結果私の日常は、月曜日から土曜日までは現場で作業をし日曜日は専門誌などで情報収集。
少ない情報で今までの少ない経験を元に、論理立ててこんな施工をすれば、こんな形で収まるはずだ・・・
などと思いを巡らせ日曜日のうちに週明けメーカーに問合せする内容を固めておくなど
日々休み無しでしたので、好景気を味わうような余裕は全く有りませんでした。

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それでも、初めて触る塗料や、施工工程の経験、そして完成した作品を見れる事は職人としては凄く刺激的で楽しく、忙しさに疲れていても充実した、そんな日々でもありました。
流石に24時間戦えませんででしたけどね(笑)
珍しい施工としては、店舗の内装デザインの分野で貝殻のようなテクスチャーが再現できる塗装や布をペタペタしてテクスチャーを付ける技能教習を受けた事もありましたが、これはイタリヤの塗料技術を使った工法でした。
後に塗料メーカーから『中国に技術者として行ってくれませんか?』と白羽の矢が立った事もありました。
当時中国は建築ラッシュでした、私への依頼は大型デパートの内装の何千㎡をシェルパターンで仕上げる技術者として現地の職人に指導、監督しながら施工もして欲しいというような内容だったと記憶しています。

そして1991年 平成3年バブルがはじけます。

明るく楽しかった時代が終わりを告げた数年後、それでも私の仕事は相変わらずの毎日が続いていました。
その頃、お仕事を下さっていた工務店さんや、デザイン事務所(店舗屋さん)、その他にも現場で知り合ったクロス屋さんや左官屋さんに仲良くしていただき、そこからまた新たな工務店さんを紹介いただいたりと、少しづつお仕事の量も増え、地元である町田、相模原のお仕事も頂ける様になって行きます。

まだまだバブルを引きづっていた?相模原は建売を建てれば売れる時代でしたので、木材が原価で手に入る木材の『製材所』が建売を手掛けている事がとても多くて、製材所の多い津久井の製材所の仕事をされていた左官屋さんから製材所さんをご紹介していただく事になりお仕事をいただけるようになり、少しづつですが地元での工事依頼が増えて行きました。

1人親方を貫いていた私は、日産キャラバンの荷物スペースには真ん中を歩けるように両側に木製の棚を作り調色用の塗料やローラーを常備積み込んでいて、棚の上の方には下げ壺と言う塗装する際に左手に持つ塗料を入れる金属のバケツがお互いぶつかり合ってガチャガチャと音を立てて現場へ向かいます
もっともっと実力をつけたくて、自分の技術を磨く事に専念する、そんな毎日でした。

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技術を追求すればするほど、必要な工程を理解すればするほど、手間を掛けて施工をする必要を感じるようになり、完成までの日数も増えるようになります。
その結果、仕事はあるのに貧しい生活になってしまいます。
いただいた工事費のほとんどは私が頂くはずの手間賃なのですが、それをお客様に還元してしまっている訳ですから当然儲けの少ない状態となりますよね。

だから一人での作業がきつくても人を雇って、他人の生活の面倒がみれるとは思えなかったんです。
職人気質な私は身銭を切ってでも仕事の質を落としたくなかったんです。

さて
今週も一週間ありがとうございました。
また、来週8日(火)からよろしくお願い致します!

メールでのお問合せは24時間受け付けていますのでお気軽にどうぞ!

10年~15年先の次の塗り替えまで安心してお過ごし頂ける塗り替えをお約束します
町田市・八王子市・多摩市の外壁塗装はぺんき屋美装

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ではまた!!

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