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セルフポートレート vol.6・・・明日 28日(日)・29日(月)は定休日につきお休みさせていただきます (町田市の外壁と屋根のことなら ぺんき屋美装)

1982年の昭和57年頃のセルフポートレート続きです
前回の内容はこちらからご覧になれますセルフポートレートvol.5

1983年・昭和58年私は19歳この頃になるととくさんはどこかの会社に移ってしまい、まだ塗装の経験2年程度だった私はおじいさん職人さんと共に現場を任される事になります
このおじいちゃん職人さんは、社長のお兄さんだったんですけどね
この職人さんから『専務さん』と呼ばれ10代の私は良い意味でかなり調子に乗っていたと思います(笑)

自分が現場をまとめなければという強い意志が生まれ、時には社長にも、施工方法に対する意見の食い違いでかみつく日もありました。
この頃から私の考えは、全てはお客様のためにでしたからね
ありがたい事に、お客様からも指名をいただく事も多かったです
『あのおにぃちゃんに来てもらいたいんだよね』って感じですね。
今と違い、日本の住宅は塗装しなくてはならない箇所ばかりで、10年に一度では無く日々何かにつけ何らかの工事をするのが当たり前でした。
例えば、窓枠には必ず木枠が付き雨樋がブリキ製だったり、外壁や屋根にコールタールが塗って有り、コールタールが塗って有ればコールタールを塗らなければなりません。
五本木塗装店にもたくさんの個人のお得意様がいて手摺が錆びたからとか、下屋根の塗装とか木製の塀の塗装とか、細かい塗装工事がちょこちょこあって同じお客様としょっちゅう顔を合わせますから、御ひいきにする職人さんも出来てくるという訳です。

私はすっかり、五本木塗装店の『顔』となり正に『専務』のように立ち回るようになりました。

この時五本木塗装店で働いていたメンバーは、社長と私の同級の息子、その兄貴である長男、おじいちゃん職人さん、その他職人さん1人と私の5人でした。
基本家族経営のお店で、他人は2人だけという事もあったからか、私より経験のあるはずの社長の長男を、技術的に私が越えてしまった事から色々とすれ違いが起きて行きます。

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唯一なかなか経験のチャンスが無かったのが『吹き付け塗装』でした
なので吹き付けの仕事が入ると必ず長男が現場担当になります
塗装店の社長としては、息子より早く一人前になりそうな私にこれ以上技術や知識をつけられるのが気に入らなかったのでしょうね。
会社の発展なぞ全く無視の考え方は未だに理解に苦しみます。。。

そんな時に、救世主となる人物が現れます。
工藤さんです。
彼は、社長の奥さんの弟の仕事仲間でした。
社長の奥さんの弟も塗装職人でたまに手伝いに来てくれていたのですが、自分の仕事が忙しく、自分の仕事仲間の塗装職人であるベテラン職人の工藤さんを紹介してきたという訳です。

たまたま住宅の外壁吹き付け直しの仕事の依頼が来たので社長は『吹き付けタイル』の施工を工藤さんに頼みました
私は、その助手として材料を運んだりかき混ぜたりする要員として現場入りする事になりました。
リシン吹き付けは何度か見ていますが、タイル吹きこの頃は『ボンタイル』が主流だったのですが施工に立ち会えるのはとても楽しみでした。

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そして、当日
まともに見ていると怒られる時代ですから盗み見していた私に工藤さんは『しっかり見ていいよ』と笑顔で言ってくれました。
おかげで堂々と午前中は工藤さんの施工をじっくり見させて頂き大満足でしたが、午後からの施工が始まる時に『もう分かったでしょ?やってみなよオレが責任持つから』といきなり任せてくれたんです!

後から聞いた話だとあの時の私は人がやるのを目を輝かせて見ていて『まだこんなヤツがいるんだな・・』って嬉しくなったんだよねと、その時の気持ちを教えてくれました
失敗もあったけど断言した通り、私の代りに社長に頭を下げてくれた工藤さん。
会社内の小さな社会で孤独だった私ですが、こんな粋な先輩の居る職人の世界で一番になってやろうと心に決めたのでした。

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さて
今週も一週間ありがとうございました。
また、来週30日(火)からよろしくお願い致します!

メールでのお問合せは24時間受け付けていますのでお気軽にどうぞ!

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現場で働く職人の本音トークはこちらからどうぞ

ではまた!!

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