投稿日:2011.12.18 最終更新日:2024.09.26
いいかげんな業者が後を絶たない
本当に不愉快です。
実は、我が家のご近所が塗り替え工事をしていました。
それは全然良いのです。
腹が立つのは、『嘘』の工事内容です。
その会社を名指しで、ここに書きたいところですがそういう訳にも行かないので、ある大手リフォーム会社と書かせていただきます。
事件は昨日と今日、たまたま私が自宅で事務をやっていて、その大手リフォーム会社で施工していたお宅を見ていたところから始まります。
それにしても、ひどい足場です。
足場は屋根にも届いておらず、飛散防止ネットもお隣との間に一枚だけ・・・
そして昨日の2時過ぎの画像です。
屋根の塗装ですが、縦に塗っているのが分かります。
縦に塗ると、瓦同士の隙間を塗料で埋めてしまい毛細管現象で雨漏りの原因になるので、絶対にしてはならない塗り方です。
ちゃんと考えて施工している会社は瓦に沿って横にローラーを引いて塗装します。
その夜
自宅の電話が鳴りました。
そう
その大手リフォーム会社の営業からです。
どうやって電話番号を調べたのでしょう?
怖いです。
ま、やりとりは日本ペイントの協力を受けているとかなんとか、日本ペイント大丈夫でしょうか。
あまりの営業ぶりに私は『屋根はローラーで塗ってるけどタスペーサー入れてるのか?』と尋ねたところ『タスペーサーは入れていないが縁切りをしている』『今までクレームは出ていない』との回答
運のよさだけで、ここまでやってきたのか?クレームはもみ消しているのか?
今どきカッターで縁切りをやるって・・・
そして、今日
相変わらずの縦塗りです。
下塗りは白かった、中塗りと仕上げは同じ色。
工法はまずいが塗り重ね回数はごまかしていない。
あれ?
あれあれ・・・
足場を解体始めてしまった。
屋根の縁切りは?
けっきょくやらないって訳か。
お客様は素人、雨漏りしても塗装のせいとは分かるまいって考えか・・・
こういう業者がいるから、建築業界は信用を無くしてしまったんだ。
こういう仕事をやるプライドの無い知識の無い、職人がいるから建築業界は信用を無くしてしまったんだ。
我々は、日々塗装工事に真剣に取り組んでいます。
どうやったら長持ちするか?
自分達の職人としてのあり方を常に追求してやってきました。
それが、こんな業者が当たり前に塗装工事を見栄えの良いチラシやパンフレットで物売りのように、営業を展開している・・・。
これは、真剣に塗装に取り組んでいる、我々塗装職人への侮辱に他なりません。
腹立たしく悔しいですが、相手は大きな企業、私のような零細企業が怒ったところで痛くも痒くもない事でしょう。
どうぞ皆さん、知識をつけてしっかり自分の財産を共に守っていってくれる業者を見つけてください。
最終的に選ぶのは皆さんですから。
最後に、これらの画像には、時間が入っていませんがオリジナルの画像には、プロパティーでしっかり日時が刻まれています。
後味が悪いですが、この件はこのお宅には話しません。
だって、言ったところでどうにもならないだろうし。
嫌な思いをして10年は過ごす事になるでしょう?
明日からも、ぺんき屋美装は自分達の職人魂にかけて自分達の仕事をしてまいります!!