投稿日:2015.10.28 最終更新日:2024.09.25
目指しているのは安く提供する事ではありません
町田市能ヶ谷M様邸です
現地調査に伺った時の写真です
私は外壁の角に設置されている縦のアクセントモールのジョイント部
がとても気になっていました
そして、目出度く我が社での施工となりましたが、このアクセントモール
の合わせ部にコーキングを打ってみました
ご覧のようにモール同士を合わせた時の隙間がほとんどなくて
コーキングを打っても、隙間にはほとんど入っていないのが分かります
薄く浅いいコーキング=持たない
そこから雨が浸みこみアクセントモールがダメになる
そこで厚みが付くようにアクセントモールを削って加工しました
これならサッシ周りの増し打ちくらいの厚みは確保できます
最初に打ったコーキング部と比べてみてください
打ち巾が大幅にアップしました
これならコーキングが切れて、モールに水が浸みる可能性はグッと低くなります
今後、このひと手間が物を言います
ここ数年の話ですが、お見積りの説明をさせて頂いているときに「何缶使うか記載はしないのか?」
と聞かれた事が何度かありました(こちらのM様ではありません)
私は「必ず何缶使うとは申し上げにくいので約束のように記載はしません」と言いました
すると「何かやましいのですか?何故はっきり言えないのですか?」と聞かれ困った経験があります
(くどいようですが、M様ではありません)
M様邸はまさに、塗料の量が読めないお宅でした
外壁の㎡数はおよそ140㎡ 通常なシーラーは石油缶1缶から1缶半もあれば足ります
ところがM様のお宅で使用したシーラーの数量はおよそ4缶
それは、下地の状態からそれだけ必要となったのですが、さすがに通常の
倍以上使うとは思ってもみなかった・・・
この細かい骨材の重なりと表面のコンディションがあまり良く無くて
シーラーをとても吸い込んだのです
フィラーを下塗りに変更すれば使用する塗料は少なくて済んだのですが
剥がれの来ない、しっかりした塗膜を形成するにはサイディングボードが
欲しがるだけシーラーを吸わせてやって下地からごっそり固めてやることが一番懸命
だと判断しました
「施工に対してベストを尽くす」それこそプロの仕事だからです
たっぷりシーラーを吸ったサイディングボードは艶が出てくれました
これは下地が安定した証拠です
これで仕上げに安心して進んでいけます
これがぺんき屋美装の仕事です
今日はこの辺で!
また明日!!