投稿日:2015.08.19 最終更新日:2024.09.25
モニエル瓦 塗装可能テスト
今日も盛りだくさんの一日でしたが、今日一はやっぱり
昨日、高圧洗浄を行ったモニエル瓦の今後の工程を決める検査ですね
乾いた状態です
ほとんどスラリー層は残っていないベストと思われる状態です
でも念には念を入れてテストしましょう
安心して施工に臨みたいですからね!
昨日の高圧洗浄で流しきれていないスラリーが残っていると思うので
テスト個所を濡れタオルで拭きます
「うわっ!」いっぱい色がついてきたのでちょっと焦ります・・・
ところが乾いてから表面を新品の軍手で撫でると、こんな感じ
うっすら色が付く程度です
スラリーが問題と言ってはいますが、ようは瓦の上に手が汚れるほどの
粉、スラリーは着色セメントの事なのでセメントの粉が付着していたら
その上に塗装をしても、くっ付かないですよね
だから瓦の表面にクリヤー層がなくなって粉っぽさが無くなれば当然塗装出来る
というのが理屈なのです。
これなら問題無いですね~
壁の近くの瓦は軒の下になるので傷みが少ないんです
傷みが少ないと表面のクリヤー層がしっかりしていて逆に塗料が付きません
このクリヤー層がガラスに似た性質を持っていて塗料が付着出来ないほど
つるっととしているのです
とは言っても新品ではありませんから、多少のダメージはあります
40番の粗い耐水ペーパーで表面のクリヤー層を傷つけます
傷ついたクリヤー層を今度はワイヤーブラシでゴシゴシこすり
今度はスラリー層の除去を行います!
右の瓦はこすった後、左の方はこれからです
こすった方は白っぽく色が取れているのが分かりますね
この部分はペーパーで表面を粗し、ブラシでこすり、もう一回
高圧洗浄+トルネードノズルで洗浄を行いました
そして、最後のテスト
付着力です
テープの粘着剤が瓦に食いついているのが見えます
これだけ食いついてくれれば大丈夫だと思います
どこまでやっても完璧はありませんが、完璧に近づける努力は必要だと思います
大切なご自宅の塗り替えをご依頼頂いている者の責任でもあります
「プロフェッショナル」であるという事は小さい問題点を見逃さない厳しい目も
もちろん大切だと思いますが
私は技術と知識だけでは無く「意識」が大切だと考えています
ちょっと脱線してしまいました
このままだと、長~~い話になりそうなので・・・
今日はこの辺で!
また明日!!