投稿日:2014.01.20 最終更新日:2024.09.26
もう一度塗っていいですか社長!
思い切ったタイトルですが、昨日現場から戻った黒さんの発言です。
はい?
何の事かと思ったら、現在着工中の町田市常磐町S様邸のジョリパットフレッシュの仕上がりがムラになっていると言うのです。
しかし、元々ジョリパットフレッシュには寒水石という極小の石が混入しているので、どんなに気を使って塗ってもムラになると思っていました。
もちろんその旨はお客様にご説明しておりご承諾済みなのですが・・・
あまりに悔しそうな黒さんに、何とかそのムラを消す方法を考えようと、今日は私もS様邸へ向かいます。
どこにムラがあるか分かりますか?
あそこにムラがあるでしょう?と言われないと気づかない方も大勢いるでしょうというレベルではあります。
秀和塗料の営業さんにも来て頂きご意見を頂くと、ここだけの話キレイに塗れていますよ。
とやはり平に近いテクスチャーの場合どうしても多少はムラになるのは仕方ないと言った様子。
ま、どちらにしてもムラになっているのだから、ダメでもともと!チャレンジしてみよう!
と私の掛け声で補修の準備が始まります。
横になった三日月の真ん中が縦に色が濃く見えるのがムラの部分です。
いわゆる塗り継ぎムラなのですが、そこには骨材が多く集まって影が出来て濃い色に見えています。
写真を斜め下から撮っているのは、斜めからでないとムラは見えないのです。
正面から見てもムラは見えません、塗膜が起こす乱反射こそムラの正体だからです。
試験的に塗布量と塗装方法を考えて部分的に補修しています。
直すはずが、もっと悪くなったらどうしよう・・・と
緊張の一瞬です。
乾いたところをアップしてみました。
上の補修していない所は濃い色のままですが、補修をした下の部分は色が大分落ち着いて見えます。
成功です♪
「この塗料は、こういうものなのでムラになっても仕方ないんですよ」
と言われた事のある塗り替え経験者の皆様。
ぺんき屋美装は、諦めません。
本当に仕方ないと思えるまでは。
だってキレイにする為に塗り替えるのですから、そして我々はキレイを長持ちさせる為の職人なのですから。
黒さん、今日補修を担当してくれた高井くんお疲れ様でした♪
良い仕事をしたね♪
私のムラになるよ!というアドバイスを跳ね除けてジョリパットフレッシュでお願いしますと言って、その結果このような良い経験をさせてくださったS様にも感謝です!
ありがとうございました。
さーまた明日からも頑張ってまいりましょう!!